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自動車教習所を卒業して運転免許を取得するためには、卒業検定をクリアしなければなりません。卒業検定は教習所における最後の関門です。卒検をクリアすることなく、教習所を卒業することは不可能です。自動車教習所の卒業検定はどのようなものでしょうか?このページで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
自動車教習所の卒業検定、いわゆる卒検は、自動車教習所における最終ステップです。卒業前に教習生が基本的な運転技術を備えているかどうかを見極めるための「技能試験」であり、助手席に試験官が乗った状態で教習所内と教習所外の路上コースを走行し、多項目にわたる課題に基づいて技能試験が行われ、試験官の採点によって合否が決定します。
卒業検定に落ちた場合、教習所の卒業は保留となります。それと同時に、技能試験にも落ちたことになるので、技能試験の免除も保留となり、免許取得もお預けです。この意味でまさに卒業検定は、運転免許を取得するための最終試験と言えるでしょう。
自動車教習所の卒業検定は、入校してすぐに、又は自分の受けたい時に受けられるわけでもありません。小学校や中学校など一般の学校と同じように教習課程や修了検定などがあり、幾つかの段階を経て卒業検定にたどり着くことができます。
自動車教習所で卒業検定を受けるまでの流れは以下のとおりです。
上記は、普通免許を取る場合の卒検までの大まかな流れです。適性検査を除くと、卒業検定にたどり着くまでには、全部で3つの山(第一段階・修了検定/仮免学科試験・第二段階)を越えなければならない事が分かります。
普通免許(一種)における卒業検定の審査は、100点満点からスタートして減点していく方式で、試験終了時に70点以上なら合格、69点以下なら不合格となります。試験途中で減点100点に達した場合は、その時点で検定中止です。
卒業検定の「減点項目」には多岐にわたる項目があり、それらは課題が異なるだけでなく、減点数も項目によって違いがあり、5点・10点・20点と区分されています。減点項目の一例を記載した下記をご覧ください。
5点減点
10点減点
20点減点
上記は減点項目の一例です。正確な基準については、警察庁の「運転免許技能試験実施基準について(通達)」をご覧ください。
卒業検定をクリアするためにはどうしたらよいでしょうか?卒業検定対策で抑えておきたいポイントを紹介します。
卒業検定に合格するポイントの一つは、自分の弱点を克服しておくことです。安全措置、運転姿勢、アクセルの使い方、エンスト、速度維持、車線変更、縦列駐車…人によって弱点は異なりますが、自分の苦手な部分を理解して、克服することで余分な減点を避けることができますし、本番までに克服できなくても、自覚しておくだけでも失敗の確率を減らすことができます。自分の弱点が分からない場合や、気になる事があったら、遠慮なく指導員の方に聞いておきましょう。
卒業検定に限らずどんなチャレンジでも、良いイメージを持って臨めば成功しやすくなります。これはポジティブに考えるということだけではなく、試験が始まってから合格するまでの具体的な流れをイメージトレーニングしておくことが大切です。失敗のパターンではなく、成功パターンを繰り返しイメージしておくことで、リラックスして本番に臨むことができ、ハンドル操作やアクセルワークもスムーズにできるでしょう。
卒業検定をクリアするためには、体力と集中力が欠かせません。体調不良のまま試験に臨めば、注意力や判断力が鈍ってしまい、ミスしてしまう確率が高まります。卒検の前夜は早めに寝て十分な睡眠をとり、本番に向けて体調を整えておきましょう。
卒業検定に合格したら、免許センター(運転免許試験場)にて本免学科試験を受験し、合格したら晴れて免許ゲットです。教習所の卒業検定で行われるのは技能試験のみですから、学科試験は免許センターで受ける必要があります。
教習所の卒業検定で技能試験をパス→卒業後に本免学科試験を受けてパス→免許ゲット…という流れです。
卒業検定に落ちてしまうと、教習所の卒業(技能試験免除)は保留になりますが、1時限以上の補修を受けてから、卒検に再チャレンジすることができます。補修教習はただ受けるだけでなく、弱点を克服するための練習をすることが重要です。同じ失敗を繰り返さなくてすむように、苦手な部分を重点的に練習しておきましょう。
なお、卒業検定の合格には有効期限があります。学科・技能合わせて全教習課程を修了した日から3カ月以内が有効期限です。この有効期限までに合格できなかった場合は、第二段階からのやり直しになります。
卒業検定の再チャレンジについては、費用に関する注意点があります。それは、卒業検定に再度挑戦する場合、契約の内容によっては追加費用が必要になるケースがあることです。費用が追加で発生する場合、補修料金、再受験費、合宿免許の場合は延泊費用などを支払う必要が出てきます。
こうした点を踏まえ、教習所を選ぶときは費用に関する契約内容や料金体系をしっかり確認しておくこと、また、追加費用が発生しないプランの有無についても調べておくといいでしょう。
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